機器

多くの企業が24インチ液晶モニターを採用する理由

多くの企業では業務用に24型ディスプレイを採用している。僕は恥を忍んで告白すると、今まで21.5インチだと勘違いしていた。

今回はどうして24インチが多く採用されているかという理由… それよりも、どうやって活用しているのかという利用方法を紹介させて頂くことにする。

伊達や酔狂で16:9型の24インチ液晶モニターが普及して訳ではないのだ… おそらく、たぶん。

活用方法

活用方法とは、ズバっと言い切ると、下記の画像が全てを説明している。

企業用の液晶ディスプレイ

つまりMicrosoft Edgeの表示データなどを元にして、Microsoft Powerpoint資料を作成するという訳だ。別にMicrosoft Wordでも、テキストエディタでも構わない。

そしてメールやTeamsチャットなどが新着した時には、それを画面下のツールバーで点滅しているアイコンを選択して、その通知が来ているアプリを表示させる。そして内容確認や返信作業が終わったら、メール画面やTeams画面右上三つのアイコン最右端… つまり画面最小化を選択する。

そうすれば、再び元のMicrosoft EdgeとMicrosoft Powerpoint/Wordを表示した “作業用の表示画面” へ戻ることが出来る。

  1. モニターに参照画面と入力(作成)画面を表示
  2. 通知が来た時にはツールバーから該当アプリを表示
  3. 該当アプリで閲覧や返信する。終了後は最小化
  4. 参照/入力画面の表示に戻り、作業再開

24インチ液晶モニターを左半分と右半分に等分割して綺麗に表示させたければ、Windowsキーを押しながら、左矢印キーもしくは右矢印キーを押せば良い。そして左右の境界部分でマウスを左クリックしたまま境界を左右に動かせば、等分表示から表示比率を変更することが可能である。

ちなみに左右いずれからの表示を、画面右上の三つボタンから “最小化” を選択して非表示化し、残った表示画面の境界部分をマウスでつまんで動かしてから非表示部分を復活させれば、Microsoft Edgeの余白表示部分を減らすことも出来る。

(次の画像では、Edge画面の余白部分をPowerpoint表示画面で隠している。こういうことが出来るようになったのも、最近のWindowsはマウスカーソルの表示されている部分でホイールを回すことによって、縦スクロールが可能になっているなどのWindows改善成果に助けられている… Windowsも地味に進化しているのだ)

企業の液晶モニター

ただしこれでもフル性能を発揮しているとは言えない。次の画像が、フル性能を発揮した “最終形態” となる。左のPowerpoint画面と右のMicrosoft Edge画面に隙間が生じていることに着目して欲しい。

企業の液晶モニター

ちなみに今回は全て24インチ液晶モニタの表示範囲内に収めているが、画面の左端や右端が、表示部分からはみ出しても別に構わない。そのような使い方をすることにより、横と縦が16:9比の24インチ液晶モニタよりも、もっと横幅が広い液晶モニタに近い使い方も出来る。

ちなみに今回採用している液晶モニターの画像は、DellのP2418Dという23.8インチ液晶モニター(2560ピクセル x 1440ピクセル)で撮影している。つまり画素数的には、上記のLD製モニター(2560ピクセル x 1080ピクセル)よりも多かったりする。

そして中央部分に隙間が出来るので、そこに常駐稼働しているメールソフトやMicrosoft Teams画面を置いておけば良い。そうすれば、別に新着メールやメッセージがなくても、わざわざツールバー経由で呼び出さなくても済むようになる。

(殆ど処理速度的な違いはないけれども、この操作感の違いがストレス蓄積に大きく影響するのだ)

そうそう。操作性といえば、僕の液晶モニターのツールバーには、見慣れないプログラムのアイコンが存在するかと思う。これはコントロールパネルや “ファイル名を指定して実行” である。それぞれのプログラムを使用している最中にツールバー上に表示されたアイコンをマウス右クリックすれば、「タスクバーにピン留めする」を選択することが出来る。

特に “ファイル名を指定して実行” プログラムは過去の操作履歴が保存されているので、Web版Powerpointなどで編集したファイルのURLをコピーすれば、そのファイルを”powerpnt URL名” で表示させることが出来る。

ちなみにexcelは、そのままexcelで良い。僕はWeb版Officeは使いたくない派だ。だから毎日の体調記入Excelシートは、excelのデスクトップアプリで編集している。これなどは “ファイル名を指定して実行” で一発起動であり、結構便利で重宝している。

(編集が終わったら保存して終了処理すれば、そのまま作業画面に戻ることが出来る。実に便利なのだ)

普及理由

さてどうして16:9比の24インチ液晶モニターが普及しているのだろうか。

僕も実は数社しか知らないけれども、全て24インチのFull HD(1920ピクセル x 1080ピクセル)またはWQHD(2560ピクセル x 1440ピクセル)を採用している。現在自宅で使用しているDell P2418Dも、実は企業が使い終わって放出した “払い下げ品” だったりする。

(まだまだ現役バリバリに使えるので、もしかしたら倒産やリストラで不要化したのかもしれない)

これは日本の職場環境で適度なサイズが、24インチであることに由来する。実は2020年までは、自宅で21.5インチのFullHD解像度の液晶モニターを使用していた。

そして某用事で使っていた24インチ液晶モニターが不要化したので、職場で「大きなディスプレイで快適に仕事しよう」と思って、何食わぬ顔で職場へ持ち込んだ。そしたら今まで使っていた液晶ディスプレイと同じ程度の大きさで、初めて職場でも24インチ液晶ディスプレイが標準品であることを知ったという訳だ。

別に自宅のように21.5インチにしても構わないだろうけれども、そうすると作業効率が落ちてしまう。狭い日本企業の職場に適した最大サイズが、24インチという訳なのである。

もちろん僕はOA担当だった時代に、試験的に32インチ4K液晶ディスプレイ(3840ピクセル x 2160ピクセル)を二台ほど導入してみた。その結果はExcel作業は捗るけれども、奥行きの狭い職場机では、一度に液晶モニター全体を見渡すのは難しかった。

ちなみに悪友Aは42インチ型4Kディスプレイを使用しているそうだ。数回職場訪問したことがあるけれども、たしかに拙宅の42インチTVと同サイズだった。そして彼の机は特殊業務のため、僕の職場机よりも奥行きに余裕があった。

なおDellの最高経営責任者&執行役であるMichael Dell氏もSiliconAngle誌インタビューで、41インチの4Kディスプレイを使用していると答えている。やっぱりExcelデータと睨めっ子したり、マインドマップのようなツールを使う場合であれば、モニターが大きい方が都合良い。

しかし経営に携わるのは一部の人間に限られるので、全員には必要ない。それに稀にしかExcelはマインドマップを使わないのであれば、2台の32インチ液晶モニターを共用財産としてシェアすれば良い。

そんな訳で、職場に配備される液晶モニターの標準サイズは、24インチである企業が多くなってしまうのである。

まとめ(さらば大型モニター)

さて24インチ液晶モニターが似合うのは、僕のように朝から晩まで机に向かっているような者に限られる。打ち合わせが多い場合には、ノートパソコンを持ち歩き、仕事をする時だけ外部接続モニターを利用すれば良い。そうすればソフトウェアの画面が液晶モニターからはみ出すような事態に遭遇しなくて済む。

そしてノートパソコンの液晶モニターに加えて、10インチ程度の外部接続ディスプレイを使用すれば良いのだ。先ほどのモニター画像を再見して頂くと分かるけれども、Powerpointは縦方向に余っている。Microsoft Edgeにしても、縦方向は余っている。

僕のSurface Go 2 LTEは10.5インチ画面だけれども、それに10インチ外部接続ディスプレイを装着すれば、20インチ以上の画面で仕事できるという塩梅になる。

だからこれから職場内を会議で渡り歩くような者は、小さな外部接続ディスプレイだけ所有していれば良い。それがストレスにならなければ、物理的な作業環境は殆ど変わらない。

そんな訳で、「大きなことは良いことだ」という時代は終わりつつあるようだ。それに24インチ(消費電力30W程度)よりも10インチ(5W程度)の方が、遥かに節電に役立つ。これからは、サステナビリティの時代なのだ。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:小野谷静