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[機器日記] iPhoneをApple正規サービスプロバイダで修理せずに後悔

iphoneバッテリー交換

某月某日、iPhoneのバッテリー交換をしたところ、散々な目に遭った。自業自得だけれども、その経緯を告白しておく。やっぱり修理をお願いするならば、正規サービスプロバイダですな。

まずUSED品のiPhone 8 Plusを調達

そもそも始まりは、iPhone 6s Plusとなる。かつて家族用としてAuショップで購入したけれども、機種変更時に下取りに出さなかった。それを実家の母親に渡してみたのだ。

母親は父親の指導によってWindowsノートパソコンでメールをやりとりすることが可能だ。しかしスマホやタブレットには抵抗感しか持っておらず、全く使ってみようとしない。僕以外の関係者全員が、「猫に小判」と考えていた。

しかし義母は第三世代iPad Airを使うようになったし、誰かが使い方を親切丁寧に指導すれば、スマホ利用者になることが出来るかもしれない。そして母親の妹たちは、スマホ利用だったりする。

それに僕は三国志の諸葛孔明のように、「大いなる秘策」を考え出していた。

何かというと、LINEビデオ通話を自動応答させるように特殊設定してしまうのだ。例えば僕が母親のスマホにLINEビデオ通話をかけると、母親がスマホを全く操作することなく、LINEビデオ通話が自動開始されるようになる。

これはiPhoneやiPadで「設定」–>「アクセシビリティ」–>「通話オーディオルーティング」で、「自動で電話に出る」をオンにすれば実現できる。「それ、セキュリティ的に問題ですね」と、物知り顔にコメントする人たちがいたけれど、彼らは素人だから仕方ない。

  • LINEの「友達自動追加」をオフ
  • LINEの「IDの検索を許可」をオフ
  • Facetimeアプリを削除
  • データ通信専用のSIMを利用

SIMは音声通話が可能なタイプを利用しても構わないけれども、その場合は通話機能をオフにしておく。お手軽なところでは「設定」–>「機内モード」オンとなる。

もちろんオススメできる使用方法ではないけれども、別居している高齢者にiPhone操作方法を教育するのは諦めた方が良いだろう。それよりは設定ミスをした場合には、もしかしたら高齢者の日常生活を披露してしまうかもしれないが、それよりもLINE自動ビデオ通話を利用できるメリットの方が遥かに大きい。
(もしも何かあっても、半日に一度は連絡している状態であれば、まあ大丈夫だろう)

ともかくLINE自動ビデオ通話機能は便利だ。今までは固定電話を受けるのも一苦労だった母親だけれども、LINEビデオ通話ならば2-3mくらい離れていても大丈夫だ。そしてiPadを使えば、孫の顔を拝むことも出来る。

そしてiPhone 6s Plusにハマった母親は、とうとう自分でLINE通話するようになった。先日は会議の最中に、いきなり呼び出されてしまったこともあった。電話が使えない状況だったので、iPhoneを触っていたらばLINE通話での呼び出しに成功したらしい。

ものすごい執念である。我が母親ながら、こういった時の彼女は強い。ちなみに執念の理由は天井蛍光灯カバーの話で、別に急ぐ必要は全く無かった。

ただしご存じの方もいるかもしれないけれども、iPhone 6s Plusは2022年9月頃にリリース予定のiOS 16には対応しない。そこでiPhone 6s Plusを利用する母親のために、USED品のiPhone 8 Plusを購入した。

で、ここら辺から(最初から?)、話は徐々に怪しげな方向へと進み始める。

僕は楽天のゲオモバイルにお世話になることが多いけれども、さすがにiPhone 8 Plusは販売終了して久しい機種だ。できるだけ良品を選ぶように工夫したけれども、やってきたのは「イマイチなiPhone 8 Plus」だった。

冒頭画像のように、電源オフ操作をした時に、画面の一部が妙な発色をする。電源オン状態では全く気にならないけれども、どうも何かが宜しくないらしい。

おまけにバッテリーの状態が、最大容量でジャスト80%だった。一般的には、バッテリー交換のタイミングである。(昔の持ち主は、バッテリー状態が80%になったので手放したという可能性もありそうだ)

ちなみに母親はサービス付き高齢者向けマンションに住んでおり、歩くのも大変になっている。固定電話が鳴っても出ることが難しい。だから室内専用という想定で、バッテリー最大容量80%は「想定内の事態」だった。

しかしヘタったバッテリーでも問題ないけれども、もしも膨張を始めるような状態になっており、それで液晶に圧力がかかっているとなったら大問題だ。そこら辺を加味して、手元に届いたiPhone 8 Plusはバッテリー交換することにした。

遠い正規サービスプロバイダー

さていつもの僕だったらば、横浜駅の近くにある正規サービスプロバイダーに予約を入れて、バッテリー交換をお願いする。しかし今回は敢えて、自宅近所の非正規サービスプロバイダーでバッテリー交換してみることにした。

横浜駅の近くには幾つもの正規サービスプロバイダーが存在し、バッテリー交換だけならば30分程度で完了する。今までは予約時間に訪問し、食事や買い物をしている間にバッテリー交換が終了していた。

しかし今は外食に躊躇してしまうようなご時世である。屋外で仕事して待つにしても、少しばかり暑い。屋内にしても換気の良いところだと、やっぱり暑い。

その一方で、オンラインの配送修理を依頼するのも躊躇してしまう。わざわざiPhone 8 Plus回収にやって来て下さる関係者に対して、肩身が狭い。そういえばペットボトルのコーラを注文した時には、「ご主人はお元気だから、近所のスーパーでご購入頂けませんか」と、泣きつかれてしまったこともある。

異次元おじさんみたいに配達員さんから殺気を放たれなかったのは、人徳というものだろうか。

おまけに今までは自分が購入したiPhoneだったけれども、今回はUSED品iPhone 8 Plusである。あくまで可能性だけれども、非正規ディーラーで修理をされたサポート対象外製品である可能性が全くないとは言い切れない。

こういった点などを勘案し、今回は近所の非正規サービスプロバイダでバッテリー交換して貰うことにした。

もちろん非正規サービスプロバイダといっても、いちおう高級スーパー内に店舗を構えているし、iPhone 8 Plus用バッテリーの在庫も常備している規模だ。家族は技術力や交換部品の品質を心配したけれども、そういった基本的なレベルは問題なくクリアしている。

ただし正規サービスプロバイダーの隙間を狙うビジネスであり、予想通りだけれども「頼んで良かった!」という結果にはならなかった。

まず受付担当者は、このご時世にウレタンマスクだった。今のご時世、不織布マスクが推奨されている。客商売でウレタンマスクというのは、なかなかインパクトがあった。

そもそもスーパーの一階では、「お客様には不織布マスクの着用をオススメします」という案内放送まで流れているのだ。若くて可愛い女性だったけれども、それに真っ向から従っていない。

鼻の下が伸びるどころから、向こうが異様に接近して来る(ように思える)のに対して、こちらは必死に少しでも距離を保とうと逃げ腰である。シティハンター小野谷とも呼ばれかねない僕を知る者が目撃したら、腹を抱えて笑ったかもしれない。

さらにトドメを刺すかのように、作業スタッフは不織布マスクであるものの、見事に鼻マスク状態になっていた。僕と違って鼻毛が伸びているようには見えないけれども、ちょっと勘弁してほしいマスク装着状態だった。

コチラは万一の事態を想定して、飛沫防止用の花粉症メガネとN95マスクを装着して出かけて正解だった。

そしておまけに… お約束の “オプション盛り” もやって来た。

スーパーの入口広告には「バッテリー交換5,980円」と表示されているものの、それだけでは済まなかったのだ。

受付担当者は「iPhone 8 Plusは防水仕様なので、オプション仕様の防水パッキンをお付けしましょうか?」と話しかけてきた。つまり合計7,180円であり、正規サービスプロバイダーの7,500円と同等価格となる。

もちろん非正規サービスプロバイダーがiPhoneを修理すると、正規サービスプロバイダー店のサポート対象外となってしまう。「さらばAppleの正規サポートよ」である。

で、こういったサポート対象から外れるという説明は、受付担当者、作業スタッフ、最終引き渡し者の三者全てからカケラも出て来なかった。そうして僕の… いや母親のiPhone Plus 8 Plusはバッテリー交換作業を「無事に」終えたのだった。

まとめ(後悔)

今回は「訳あり液晶」ということもあって、非正規サービスプロバイダーでバッテリー交換をして貰った。その結果は「まず正規サービスプロバイダーへ持参してみれば良かった」となった。

今にして思えば、いさぎよく正式iPhoneユーザーとなる道はあきらめて、iPhone SEの第二世代版や第三世代版を渡した方が良かったかもしれないと考えている。(もちろんサイズが小さく、80歳を超えた後期高齢者が使いこなすのは難しい)

ともかく、僕はルビコン川を渡ってしまった。2022年9月頃に登場するiOS 16をiPhone 8 Plusにインストールしたら、母親のところにあるiPhone 6s Plusと交換することになるだろう。

願わくば、せっかく手間暇かけて調達したiPhone 8 Plusなので、少しでも母親の元で活躍することを期待するばかりである。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:小野谷静

P.S.
しかし我が母親、異世界おじさんのガラケーよりは進んでいる。もしかしたら何かをキッカケに、さらに突き進むかもしれない。
(子供たちの予想を、ことごとく覆して来た御方ですからな)