【横浜日記】パソコン修理は完了したものの、疲れ果てて実家を去る父ちゃん

本日は日記というよりも、単なる愚痴。面目ない。

まず7時に起床したけれども、すぐに自宅を出発することなく、まずは資料を作成した。iPadでビデオ通話するための設定手順書だ。

この作業に予想外の時間がかってしまい、出発準備が出来たのは8時10分頃だった。これでは実家で9時から始まる古新聞回収に間に合わない危険があるので、急きょカーシェアリングを予約。

お気に入りのトヨタ・ヤリスを使えたものの、予想外の出費である。ただしやっぱり自動車だと、実家までは短時間で行ける。8時40分には、近所のセブンイレブンに到着できた。

横浜市某所のセブンイレブンだけども、近所のセブンイレブンと地域差はない。そこで資料を印刷し、実家マンションの受付を済ませ、8時57分には部屋へ到着した。

まさに間一髪のところである。

休む間もなく、「メールの使い方を忘れちゃった」事件を解決すべく、お袋さんのパソコンを操作する。既に電話で話した際に、おそらくツールバーからメールアイコンを削除したことが原因だと予想出来ていたけれども、ドンピシャだった。

当のご本人は、私が作成した手順書を発掘&再読して、「ここにメールの印が無いことが分かったわよーっ!」と、意気揚々である。

いや、それ、周回遅れの話だす... それに消したのはお袋さん、あなた自身ですぞっ!

電話した際は、なんとか電話説明でアイコン復活を頑張って貰おうとしたけれども、そもそも「マウス」「ホイール」「Windowsスタートアイコン」「ツールバー」という用語さえ、ご存じない御方である。
その時は「専門家による説明は難しくて分からない」と一蹴されてしまった。

本人は「パソコンを使える」との仰せであるが、実は初心者以下である。必要最低限の操作方法を手順書作成したので、何とかWebやメールを使えているだけだ。応用力は全くない。

パソコンを拝借し、僕がさっさとツールバーにメールアイコンを復活させてしまった。
さらにメーカーの元技術者としては、「再発防止策」が「技術者のたしなみ」であり、デスクトップ画面上にもメールアイコンを置くようにした。これで再び同じ操作ミスをやってしまっても、電話で「デスクトップ画面でメールアイコンを探してくれ」で何とかなりそうだ。

メール事件は、これで一件落着である。
それからカーペット洗浄剤が欲しいということで、Amazonで注文した。本人は「どうしてクレジットカードを使わなくて注文できるの?」と仰せになったが、Amazonにユーザ登録した際にクレジットカード情報も登録してある。
いちおうクレジットカードという金関係の話なので、そのことを説明しておいた。もちろん本人が登録手続きなど出来ないので、やったのは僕だ。
お袋さん、あなたのクレジットカード番号と、カードに印刷されたセキュリティ番号は拙者も控えているのでござる... だからマイナンバーカードではセキュリティ確保のために証明書情報をカード内に保存するようになっているけれども、高齢の素人への説明は難しい。
おまけにお袋さん、Yahoo!で天気を印刷できるようなったことも吹聴していた。
いやそれ、操作手順書を作成したのは私だす。

母親に真面目につきあっていると、あっという間に時間は過ぎていく。
まさに気付いたら、一年も半ばを過ぎようとしている時間感覚と、何となく似ているような気もする。

やることは山ほどあるのだ。
今日のテーマは、「電話での説明に従い、一人でiPadビデオ通話が出来るようになること」である。そのために朝から手順書を作成したのだ。
さっそく自宅で待機している、「お袋さんがビデオ通話したい人ランキングNo.1」を呼び出す。
(ちなみに振っているのは、ウワサのヤクルトY1000で製作したライトセーバー)

ごく簡単な手順書だけれども、とりあえず無事にビデオ通話は成功した。これからは電話オンリーでなく、ビデオ通話も選択肢になるかもしれない。
(今は超長電話の母親対策として、カケホーダイを契約している。これが節約できれば、万々歳だ)

と、思っていたら、「私はパソコンに慣れているから、もう一台を最初から覚えるのは無理だ」とボヤき始めた。

ボヤキたいのは、こちらである。僕からみたら、別にパソコンに慣れているとは言えない。今までWebの使い方が分からないとか、天気予報を印刷したいとか、メールの宛先が分からないという問題に対して手順書を作成して来た。
気持ちは分からないでもないけれども、どうして最初から決めつけるのかね、この人は。

とりあえず実家に置くのさえ嫌がる状況を、せめて置いておくことだけでも了解してくれということで、何とか折り合いをつけた。
ちなみに最新の第9世代iPadセルラー版である。万一病院とかケアハウスで居住するようになったことも想定している。
なお今までは僕の初代iPad Airを使っていたけれども、さすがに最新版アプリも動かなくなったし、そろそろ限界だから最新型を調達したのだ。
欲しくないなら、喜んで引き取って、毎晩のように電話するのも止めたいところだ。
もちろん毎週のように訪問して、あれこれ面倒をみるのだって、止めたいところだ。
こちらは現役で仕事しており、そんなに暇じゃないのだ。
文句を言うなら、とっとと縁を切りたいところだ!

...と、文句の一つも言いたいところを、さすがに大人なのでグッとこらえて、その場は退散させて頂くことにした。

ちなみに受付の人と会話をした際は、「お母さん、パソコン使えるの、すごいですね。先日はご相談いただき、印刷方法をお教えしました。印刷ボタンを押し忘れているだけで、殆ど完璧でした」と説明を受けた。

「 ... 」

受付の人には、感謝するばかりである。
彼女は自分でやっているつもりだけれども、もちろん頑張っていることは認めるけれども、周囲で様々な者たちがケアしているのだ。
もうちょっと、僕は構わないが、周囲に感謝の気持ちを持ってくれると嬉しいものだ。
(歳をとると、そこら辺も分からなくなるんですかねえ。勉強ギライなだけで、地頭は良いんだけど)

そして疲れ果てていたものの、トヨタ・ヤリスのおかげで、帰路も順調に済ますことが出来たのであった。
ただし残念ながら、横浜市を半ば横断するのに近いほど走ったものの、手近なところに図書館はなかった。

仕方がないので、わざわざ電車で10分ほど移動して、某駅に設置されている図書返却ポストを使うことになった。
本当は途中駅のサービスセンターで返却するつもりだったから、無駄に金と時間を浪費したことになる。

さて実家に置いて来たiPadは、これからどうなるだろうか。
残念ながらお袋さんの孫(つまり僕の子供)は、学校ではChromebookを使っている。
だから残念ながら私用で使っているiPadのことしか知らず、そういう面でもiPadを設置させて貰ったのだ。

このままWindowsノートパソコンを使い続けることが出来れば良いけれども、最近はテーブルに持って来るのにも苦労している。
やっぱり、少しずつiPadへの抵抗感を減らして行くように、さらに手を打った方が良いかもしれない。

(それと受付とかスタッフの人に感謝の気持ちを持ってくれー。時には不満の一つも持つことがあるかもしれないけど)

今回は完全な愚痴になりましたな。本当に面目ない。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

P.S.
あっ、OSやソフトウェアが問題なくアップデートされているかのチェック忘れた。

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 記事作成:小野谷静