くもり止めジェルは超優秀だけれども、一つだけ注意点があるという件

くもり止めジェルとLindberg Spirit Plate

技術の進歩は大したもので、最新版くもり止めジェルの効果は脅威的だ。

が、一つだけ注意事項があった。
それは、「レンズによって効果が異なる」という点だ。
アチコチで見かけるレビューに、「効果がない」というコメントが散見されるけれども、たしかに私も遭遇してしまった。
ちなみにダメだったのは、東海光学のセレノというレンズで、撥水加工されている。

今回は何が、どのようにダメだったのかを報告しておく。

JINSのHOLTは大丈夫

まず幾つかの記事で画像を出しているように、JINSの度入りレンズは効果バッチリである。本当に素晴らしい。

https://www.magicnotex.com/glasses/?p=191/

https://www.magicnotex.com/glasses/?p=179/

https://www.magicnotex.com/glasses/?p=162/

ちなみに眼鏡業界の関係者にはお馴染みの、HOLTジャパンの名前がある。製造元は、タイのHOYAだ。日本の高級レンズでは定番となっている、HOYA、東海光学、ニコンという御三家の一社である。

2022年2月10日にレンズ装着したばかりなので、コーティングなどは全く劣化していない... と、思う。

レンズの表と裏の合計4箇所に一滴ずつ垂らし、それを指先でレンズ表面に伸ばしてから、ティッシュもしくは東レのトレシー厚手版で拭き取る。ジェルと塗っていることが分からないほど徹底的に拭き取っても、数日は効果が持続する。

おそらくこれが、くもり止めジェルを絶賛している者たちの利用状態に近いと思う。私も最初は別レンズでも試そうとは思わなかったので、ひたすら感動していた。

東海光学セレノは効果小

さて花粉症メガネに装着した度入れレンズはJINS一つだけだったが、ふとした時に現在使用中のレンズでも試してみたくなった。それが東海光学のセレノというレンズだ。

冒頭画像に写っているように、Lindberg Spirit Titanium Plateフレームに装着された、ツー・ポイント(フチなし)眼鏡である。数年前に実験的に製作し、数回利用してみた後は、ひたすら引き出しの中に眠っていた。

お金に余裕がある訳ではなかったし、そもそも実験用だ。特別なコーティングをオプションで付けることもなく、標準装備の撥水コーティングだけが施されている。

これに花粉症メガネのようにジェルを塗ってみたけれども、あまり効果が出ないのだ。塗っていることが分からないほどジェルを拭き取ると、「はぁーー-」と吐息を吹きかけると、一気に見事に曇ってしまう。塗っていないのと大差ない。

それでジェルを厚く塗りたくってみたけれども、ジェルの跡が残るほどであるにもかからわず、息をかけると少し曇ってしまう。試しにJINSでレンズだけ製作して貰った一山式メガネで試してみたら、そちらは花粉症メガネと同じだった。
(レンズが同じだから、当然といえば当然の結果だ)

念のためにセレノレンズを中性洗剤で洗ってみても、結果は全く変わらない。もちろん曇り止め効果は生じるけれども、とても眼鏡市場やJINSのような、最新くもり止めレンズ並みの効果は出ない。

どうやらレンズのコーティングの状況などによって、くもり止めジェルがフル性能を発揮できないケースが存在するらしい。まあ数年以上も放置したレンズなので、くもり止めジェルが効果的でなくても仕方ないかもしれない。

何はともあれ、くもり止めジェルといえども、あまり役立たないレンズも存在するらしい。それでどうやら、「効果がない」というコメントに遭遇していたようだ。

まとめ

以上の通りで、くもり止めジェルといえども、レンズによっては効果が小さい場合も存在することが分かった。

残念ながら東海光学セレノというレンズは、今では旧式で取り扱い店も殆どない。残念ながら最新のセレノで試すことは出来ない。

なおセレノが装着されているLindberg Spirit Titanium Plateだけれども、ご覧の通りでブリッジやテンプルの一部をレンズに刺すことによって、フレームを構成している。

つまり、くもり止めジェルを塗る時だけれども、デコボコが多いので、なかなか面倒だったりする。そういう意味でも、くもり止めジェルとは、相性が今一つだったりする。

くもり止めジェルに期待する部分が多かっただけに、少々残念な結果である。

しかし残念に思ったところで、どうにもならない。そういう意味でも、ぜひ花粉症メガネに活躍して欲しいところだったりする。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:小野谷静